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喪主挨拶
■喪主挨拶
例文・1
本日は御多用のところ、皆様方には亡き妻のために、わざわざ御会葬頂きまして、誠に有難うございました。
おかげをもちまして、葬儀も滞りなく終えさせて頂きました。皆様方のあたたかいお心に見送られて、
妻もきっと喜んで浄土におもむいたことと存じます。生前から色々とお世話頂きました皆様方に、故人に代わり厚く御礼申し上げます。
妻は行年七十三歳。わがままな私に四十年間もよく仕えてくれました。これといった趣味もなく、ただ黙々と働いている姿を思い出しますと、
もっと好きなことをさせてやっていたらと、今更ながら後悔の念が湧き上がってまいります。おかげさまで子供たちも孫たちも元気でいますが、
とりあえず私はよそ様にご迷惑のかからぬよう、妻の位牌を守ってこの家で生活するつもりでございます。
どうぞ、これからも変わらぬお付き合いのほどをよろしくお願い致します。本日は有難うございました。
例文・2
本日は、お忙しいところ、妻・○○の告別式に御参列下さり、最後まで御見送り下さいまして有難うございました。
また多くの方々より御弔意ならびに御香典を賜りましたこと、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。
私共が結婚いたしましてから○○年、二人の子もやっと私共の手を離れ、
妻もこれからは好きなことをして暮らすと楽しみにしていた矢先の出来事でした。妻がまだ○○にして、
ガン末期と聞かされた時には、大変ショックで、しばらくは仕事も手につきませんでした。しかし○○も入院中には毎日子供たちに囲まれ、
これまでにない充実した日々を送らせて頂きました。先生や看護婦さんの懸命な御介護で、からだの苦痛もなく、
安らかなうちに静かに息を引き取ることが出来ました。
これまで○○は妻として母としてよくやってくれたと思います。そして「みんな、どうもありがとう、本当にありがとうね」と言ってくれたのが、
何よりの慰めでございました。これからは残る二人の子供と一緒に生活してまいりますが、何分男手一つでは、何かと不行届きも多いことと思いますが、
どうか、これまで同様のお付き合いを頂きますようお願い致します。皆様、本日はどうも有難うございました。
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